風見鳥

屋根の上に住んでる 僕は風見鳥だよ
海の見えるこの街を いつも見てきた
赤いこの屋根の上で 若いあの頃
僕は毎日 夢見てすごした
羽はばたつかせて 海に飛ぶかもめも
真似をしてみたのは 昔の話さ

屋根の上に住んでる 僕は風見鳥だよ
風に身をまかせ 西を東を向くよ
心ときめく事など 今はないけど
遠い思い出に 僕はふるえる
渡り鳥に恋を(いつのまにか)
してしまった時は(夢の中さ)
季節が変わるのが(行かないで)
とても恐かったよ

海の見えるこの街を 僕は愛しつづける
空が良く晴れた午後は 明日も見える
西に沈む太陽が 僕の翼を
赤く染めながら 海にとける
×