バンドワゴンに乗って

眠たい目を擦りながら
不安を走らせた午前1時
前はもっとうるさかった車内に
今では沈黙が鳴り響く

アクセルを踏む力が
どうしても強くなってしまうよ
弱気な事を悟られぬように
不安は口にはしなかったよな

サービスエリアでコーヒー買って
もう少しあと少しだって騙し騙し

なるべく最低な結末は
考えないようにしていたのさ
このままできっと大丈夫と言い聞かせて

行き先も分からない
真っ暗な道を行く
標識なんか何処にもない
高速道路をひたすら走るよ
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