硝子のカーニバル

月明かりに 浮かんだ
あなたは今 ぼんやりと見える
渇き出した 素肌に
薔薇色の熱い溜息

通り過ぎる 嵐の中
そうよ どんな ジェラシーさえも
たった 一度きりの 情熱ね
きっと 甘いルージュは似合わない

硝子のカーニバルみたい
壊れるだけの恋と遊ぶ 2人
硝子のカーニバルみたい
短い夏の夜は まぼろし

不思議な程 せつない
灼けつく瞳(め)に 感じてるけれど
夜明け前の 汐風
かりそめの 夢を醒ますの

遠い空に 響くチャペル
そうよ いつも パレードなんて
そっと 消えてしまう 小説ね
きっと 想い出ばかり 残してく

硝子のカーニバルみたい
ひとときだけの恋に墜ちた 2人
硝子のカーニバルみたい
冷たく 燃える 甘い くちづけ

硝子のカーニバルみたい
壊れるだけの恋と遊ぶ 2人
硝子のカーニバルみたい
短い夏の夜は まぼろし
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