青い鳥

青い鳥よ ああ
優しく鳴いて そっと包んで
時に闇を悲しく嘆いて
すっと堕として 笑った

ひどく弱った僕は今
光に触れるゆとりすら
なくなってしまった
小さじ1杯のアイロニー
がんじがらめにして離さない

あの言葉 一言が
僕から笑顔を消して
泣きそうな僕から涙奪って
壊れてく 感情は
もう何も感じなくなってしまった
君がそうしたんだ

青い鳥よ ああ
その姿さえ見るのも嫌になった

憂さ晴らしには僕のような
気弱なやつが良いターゲット
ほらまた 始まる
楽しいネガティブキャンペーン
吐き気を抑え今日もつぶやいた

音消しても 目を閉じても
頭ん中散らかしていく
乱していく 届くことのない叫び
僕なんか 僕なんか
もういなくなってしまってもいいと
佇む踏切前

世界は知らんぷりしながら
僕だけ置いて
君はのうのうと生きていて
不平等だな

あの言葉 一言で
どれほど心擦り切って
ほんとなら笑えた日も潰れちゃって
返してよ 平凡を
幸せに過ごせたはずの日々を
全部君のせいで
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