僕は静かにゆれ動く

どうしても きみが まぶたを離れない
気がつくと 思い描いてる 横顔
簡単に 消せるはずだった あの日の
ちいさな炎に 心が灼かれてる

本当の涙など ひとつも流さずに
恋をしてきたぼくが せつなさに 震えてる

甘く 甘く 胸に突き刺さる 恋の 恋の 哀しみ
きみは ぼくの 瞳を奪って 心を連れ去った

愛しているとは 言えない人だから
互いに瞳に 想いをためるだけ
何かに 背中を押された その日から
戻れないことを ふたりは知ってる

平凡に続いてく はずだった人生が
きみと会い 気づいたら 分かれ道に立っている

浅く 浅く 息を絡めあい さぐるキスの せつなさ
恋が 運ぶ幻に ぼくは 静かにゆれ動く


甘く 甘く 胸に突き刺さる 恋の 恋の 哀しみ
きみは ぼくの 瞳を奪って 心を灰にした
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