徒花

いつだってひとつしか選べない
もう誰かのせいには出来ない
選ばれなかった未来が
悲しげに佇んでいるんだ

間違いだと知っていても
そこにしか進めない
いつか いつか報われる日が来ると
思うのはもう辞めた
思うのはもう辞めた
この一瞬が全てだと知った

誰よりも先を 未来を見ていた
どれだけの嘲笑を 傷を負っただろう
だけど駆け抜けた後に待っていた
見上げた空は真っ黒だった

一度でも後ろを向いたら
もう前には進めない 気がした
揺れてる心が何かを叫んでいる
ああ 声を枯らしている

消えたいと願う朝や
死にたい真夜中を
越えて 越えて人生は続いていく
虚しさを飲みこんで
虚しさを飲み干して
消えない自分の痛みを見つめた

この壁を壊して そして何がある?
何もない それでも僕は歩もう
真っ暗な空の下 吸い込んだ空気の
冷たさだけが残っている

焦がれた何者かに
僕は今なれたんだろうか?
誰にも委ねられない
この目で世界を見る

手にしたものから
目を逸らすように
また走りだす

また走りだす

どこにでもいける
僕らはどこにだっていける
開かれた世界 踏みだした
そこに咲く花が
実を結ばなくても
人生は続いていく

見上げた空は真っ黒だった

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