ZERO BLADE

感性の標準を 俗気(ぞくき)に合わしたって
僕の感情が 鳴り響かなきゃ
塵となるこの身と身体

有名に媚びたって 空虚な自分のまんまで
「もっと愛して」「もっとこっちみて」
甘い自分 見て見ぬふり

蒼穹(そうきゅう)な価値観を ヘドロの海に投げ捨てて
矛盾に淀んだ眼から 何が見えるのさ?

花が咲いて 華に散って
憧れ重ねた轍が
嘘にまみれて 錆び付く前に 心を研ぎ澄ませ
高鳴る衝動 忘却すんな
裏切り慣れるその前に
見えない刃突きつけ
心の静寂に今誓うよ

信号機の点滅が 鼓動の速度上げて
折られた翼 鈍く痛んでんだ
忘れられるはずが無いよ

真実もマヤカシも メビウスの輪の中に
融けては消えゆく時代なら 全てを切り裂け

花もきっと刹那知って それでも咲こうとするから
その場しのぎの甘い媚薬は 遅延の死の運命
ピンと来ない場所にずっと
立ちすくむほどヒマじゃない
見えない刃突きつけ
命のやりとり続けるから

枯れた花束拾い集めて
過ぎた時をただ嘆くよりも
何度も枯れては 何度も咲けばいい
永遠を描くほどゼロが輝き出すよ

安直な喜びや神頼みの夢なんて
薄っぺらな僕が透けて
虚しくなるだけ

花が咲いて 華に散って
憧れ重ねた轍が
嘘にまみれて 錆び付く前に 心を研ぎ澄ませ
高鳴る衝動 忘却すんな
裏切り慣れるその前に
見えない刃突きつけ
心の静寂に今誓うよ
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