諦念

汚れた真実だって見え透いた嘘だったって
何もかもを信じ続けてる
曖昧な様相が
導いてしまう崩壊
誠実な過去を探していても
許されないことは解っている
「から」「まだ」「でも」だなんて
しまっておけない

無力感が消えないように
左手を握る

楔を打とうか痣になるくらい
微塵も微塵も信じちゃいない
信頼の果てで疲れた

無力感が消えないように
左手を握る
今に知る存在の実感
チープななにかみたいだね

無力感が消えないように
左手を握る

開いた手の中に
一抹の希望を見て
二度と触れられないよう
されどされど
手放して

無力感が消えないように
無力感が消えないように
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