今から一人

緑萌える季節に 貴方と初めて出逢った
古びたカフェ 焼けた砂浜 寄り添った枯葉の路
見つめ合うそれだけで 心が重なる気がした
ずっと二人 同じ夢を 描けると信じていた

愛される事が 下手なだけよ
お願い 私を見つめて
抱き締められた 温もりさえも
虚しく思える 何故か今は

求め過ぎる心に 壊れていく夢の形
愛の意味に迷う二人 すれ違う言葉の傷

愛される事が 下手なだけよ
お願い 私を見つめて
素直になれない 想いがいつも
邪魔ばかりする 哀しいけれど

今 舞い落ちる雪が 静かに
ざわめく街を 白く染めてゆく
本当の自分を 探し出すため
歩き始める 今から一人
×