リグレット

誕生石さえもかすむほどの
君の白い指に口づけたい
遠く駈けるだけの馬にまたがって
ぬかるんだ足元逃げ出そうよ

何も知らない子供のように
無邪気に戯れあって
過去も未来さえも
ない二人だけの世界へ移りたい

小指と小指をまた絡めて
再び逢う日を誓い合おうよ

僕は生まれて初めてやっと
君に出逢えたのに
それすら捨ててまで
いったい何を欲しがっていたんだろう

深い闇の中で
守り切れなかった君の笑顔に
いつの日か鳥や花が唱う草原で
この手で触れたい いつか
現実と夢の狭間に揺れながら

小指と小指をまた絡めて
再び逢う日を誓い合おうよ
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