さよならガール、また会おう

知らない街でひっそり暮らすような
背中丸めて歩くような
さよなら
今は静かに眠れ
誰にも会わずに

悲しいことは誰だってあるから
そんなことで文句を垂れるなとか
知るかよそんなもん
それなら何か?
優しくしてくれんのか

いじめっ子たちは
大声で笑う
砂を噛むようにそれを見てた
大人になれば
ここを出ていこう
自分を信じてさ

昔のことは
全部根に持とう
いつかそれを晴らす為に

愛やら平和が
せせら笑うから
壁にもたれて空を見ていた
電車のこない駅のホームから
どこへ行けるか

ずっと待ち続けている

まともなやつがデカい顔して
異常者を殺していくような
僕らの街はそんなところさ
ずっと前から

大事なものは
全部手に持とう
誰かに引き裂かれぬように

愛やら平和が
指さし笑うから
影に隠れて鳥を見ていた
案外こいつら怖い顔だな
どうでもいいけど

ふとしたときに
後ろ振り向くと
まだ隣の駅にすら
たどり着けないで
あがきにあがいて
何も残せぬまま
それでもさ
笑えたのなら

ふとしたときに
僕らは全部
綺麗に忘れたりするのだろうか
それでも僕ら
根暗でポップな
女の子とさ

また逢えりゃあいいな

愛やら平和が
せせら笑うから
うなだれたままに歌を歌った
やたらめったら大声を出した
届いたのだろうか
愛やら平和が
すすり泣くから
また逢えるさって笑って言ったんだ
別にそれほど仲良くないけど
そういうもんだろ

愛やら平和が

電車のこない駅のホームから
どこへ行けるか

ずっと待ち続けている
×