地下街

凍みる雨を避けて地下道 歩く
こんな日はお前のことなど思い出したくない
夜に限っていつも 俺はやられる
仕事帰りの疲れた顔達の向こうから お前がこないかと

せっかくの最後の夜何も言えず
お決まりの青い態度で手を振った
「違うだろ」 もう一つの声に蓋をして
シャッターの降りてしまった地下街で

泥みたいな顔した地下道 歩く
帰る家が帰りたいままであるように
思う気持ちのそのそばで 俺はやられる
おいていかれたクリスマスの飾り付けの向こうから
お前がこないかと

せっかくの最後の夜何も言えず
お決まりの青い態度で手を振った
「違うだろ」 もう一つの声に蓋をして
シャッターの降りてしまった地下街で

せっかくの最後の夜何も言えず
お決まりの青い態度で手を振った
「違うだろ」 もう一つの声に蓋をして
シャッターの降りてしまった地下街で
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