エヴァネス

どこに雨は降る
静かな町に
僕らの距離の ちょうど間で
僕らの距離を 縮めることもなく

広げた視界の どの向こうにいる
君に向かって 投げられている
言葉は宙を舞う

淡い記憶の数だけ
僕の中の何かが 消えて 消えて

手にする物や 話す事が
毎日の中で君を思い起こしてしまう
でも知るほどに 歩くたびに
また消えて行く景色を 抱き寄せ

問いかけたくて
こぼれ落ちる前に
雨が降る町を 越えて行けそうと
僕は浮かぶように言葉を宙に撒く

広げたページの一行でさえも
君の言葉として映り
僕を取り巻く

都会はいつも急いでいる
すれ違う人はどこへ 消えて 消えて

探す事や 振り向く事で
去って行くものを一つでも 止められたのなら
暗い世界に 晴れ間が差す日を
ここにいて いつだって 待っている

yeah she said.she said.she said…
yeah she said.she said.she said…

手にする物や 話す事が
毎日の中で君を思い起こしてしまう
どこにいても 見果てぬ夢の
最後の一場面は時間が動かない
でも知るほどに 歩くたびに
また消えて行く景色を 抱き寄せ
僕は 繰り返し 抱き寄せ

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