港でひとり

かもめなぜ鳴く 波の上
暮れりゃさびしい 桟橋あたり
行くならあなたを 待たないと
止めた強がり あの日の言葉
港でひとり
ひとり わたし泣いてます

何か一言 いいたげに
向けた背中が つらそうでした
やっぱりわたしの まけですね
捨てるつもりの 指輪をはめて
港でひとり
ひとり わたし待ってます

雨がみぞれに 変わります
こんな夜には あなたがほしい
帰りのあてない 人のため
冬に着せたい セーター編んで
港でひとり
ひとり わたし泣いてます
×