幻想地帯

一面の雪景色 なおもまだ降り積もる
ここはどこ あの人の思い出は ねぇどこへ

失う覚悟 どうすれば出来たの
振り向いても 前向いても 立ち止まっても ああ

真っ白に染まる幻想地帯
せめてあの人の小さな足跡をうつして
必死で辿って行きつく先に
何もなくて構わない
せめて追いかける ささやかな夢を見せて
幻よ 見捨てないで

さびしみのメロディも やすらぎのハミングも
今は何も聴きたくない 音楽をともなえない

誰一人として 責めてなどいないのに
逃げたくて 詫びたくて 悲しくて 恋しくて
夢でさえ逢えなくて

真っ暗に変わる幻想地帯
涙とともにこぼれる吐息だけが灯火ね
きっとこんな私をあの人が
見たならば悲しむでしょう
やさしいやさしい心に痛みを
Oh my Angel これ以上教えたくない

ひらりひらひらり ふわりふわふわり
闇に降り積もるのは

真っ白に染まる幻想地帯
それはふわり柔らかな ミルクの香り 天使の羽根
そっと手の平で受け止めたなら
それは愛しいぬくもり 雪のようにすぐ消えたけど
Oh my Angel 幻じゃないよ きっと
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