ラブソング

今から少しだけ 嘘も交えたりしながら
君へのラブソングを綴るよ
実話を基にしたフィクションみたいに
話半分くらいで聴いておくれ

たまに気が立ったりして 当たったりして
ゴメンねって思ってる
けど もれなく反撃してくるから 謝れない

可愛いくない態度も 素直じゃない所も
僕のフィルターを通して愛しさに変えるよ
無防備で不器用な日々だけど
それが 君と僕らしくて良い

どんな時だって 笑顔で居ようって
そんなのは まるでリアリティーがないね
カッコつかなくて 上手くいかなくて
泥だらけの日々を磨いていこう

春夏秋冬 どこを切り取ってみたって
彩り豊かに 揉めてばかりだけど

何度も 何度も 手直ししながら
大事に 大事に 育ててきた想い
うねったり 出っ張ったり してるとこが
君と僕である証なんだよ

好きって気持ちや 嫌いだって感情や
これが愛かもなとか 恋の仕業だとか
そのどれもが違ってる でも
すべてが当たっているみたいで
笑えてくる

一人で悩んで 夜を越える日は
孤独で 怖くて 臆病になってしまうけれど

何度も 何度も 手直ししながら
大事に 大事に 想いを育てていこう
うねったり 出っ張ったり
引っ掻いて傷が付いてしまったとしても
二人で乗り越えよう

これを最後に ラブソングなんてもう歌えない
それなのに あんまり上手くいかなくてね
僕らしいって笑うかな
蓋をして 墓場まで持って行ってよ
×