アンブレラガール

不規則なリズムの雨音 捉えようもない君の心みたいだ
なんて 僕は君の心なんて 何一つ知りもしないけど

知らないついでに あだ名を付けよう 今日から君はアンブレラガール
深い闇に滑り込んでは 雨に打たれているみたいな日々さ

限りある現実 それじゃあんまりにもったいないよ

今 僕から手を差し出して始めよう
この先もずっと 笑いを君にあげる
もしも 遠くまでこの声が届いているのならば
作りかけの未来を飛ばしてみるんだ
まだ 不安定な形のまんま 響きに委せながら

雨上がりの空は ごく自然な現象として 虹が架かる
そんなありきたりの景色だって 僕は笑顔になれたりするんだ

それでも君はうつむくんだ なんせ筋金入りアンブレラガール
独自の妄想にもがいて 抜け出せずジメジメしてんだろう

皮肉にも僕は そんな君がちょっと愛しいんだ

また 僕から手を差し出して始めよう
この先も ずっと 笑いを君にあげる
そんな遠くまでこの声は届くはずもないけど
君に見せたい未来を飛ばし続けるよ
まだ 未完成の答えのまんま 勢いに委せながら

いつも 僕から手を差し出して始めよう
この先も ずっと 笑いを君にあげる
そしていざって時もこの声が聞こえているのならば
無数にある影の中 君を呼ぶんだ
もう 不安定な形じゃないさ 想いを響きに換えて
×