スポットライト

どれだけ言葉を探しても
追い越すように溢れてくる想い
ただ星空を眺めていた
ただそれだけ それだけなのに

いつもあると思っていたもの
そこに居ると思っていた人
当たり前じゃないと気付けたら
大切なものが増えていた

自分のために生きて来たのに
それだけじゃ 何故か足りない

叶えたい願い握りしめたまんま
何処まで歩いてきたんだろう
時を刻むメトロノームの音が
サヨナラの合図に聞こえてしまっても

届けたい想い 声に出せばいつも
上手くいかないけれど
それでも胸を張って 君を呼んで
手を繋いで明日を迎えに行くよ

教えて欲しい僕の全てを
僕も知らない本当の僕を
君のその手でこじ開けて
鍵は ちゃんと君がとっくに持っている

世界が僕を見放す時も
君が居てくれるなら 怖くはない

追いかける夢 悪あがきだとしても
君だけは信じてくれるかな
都会を急いで行く人波の足音が
カウントダウンに聞こえてしまっても

繋ぎ止めたい そんな想いも
いつか 途切れてしまうのかな
それでも胸を張って 君を呼んで
この手足で明日を捕まえに行くよ

叶えたい願い握りしめた手で
君の手を引いて行けるかな
未来を照らしているスポットライトの光が
僕らを避けるように逃げてしまっても

何もかもが思い描いたままなんて
上手くいかなくても
それでも胸を張って 君を呼んで
その答えで明日は変わっていくんだろう
×