Precious

強い雨が降ってた夜“もう少しだけ帰らないで”と突然
しがみついた指先が冷たくて胸締めつけた
すべて晒(さら)け出し合って 何もかも理解(わか)り合えた気でいたよ
僕の愛し方はただの 独りよがりだったのかも知れない

Precious この身体を投げ出しても
君を守りたいたとえ降り止まぬ悲しみだとしても
もう泣かないで
Precious その心から零れ落ちる
痛みひとつ残らず拾い集めて溶かしたい
そう この手で Precious

何か言いかけた瞳 瞬き大きくひとつだけして
微笑む健気すぎる肩を 思わず抱き締めたくなるいつも

Precious もっと我が儘に踊ればいい
つまずきそうになっても 抱いた腕決して離さないから
信じて欲しい
Precious 安らかな笑顔の君と
生きて行けるならどんな苦労(ちから)も惜しまない
偽りのない Precious

Precious この身体を投げ出しても
君を守りたいたとえ降り止まぬ悲しみだとしても
もう泣かないで
Precious その心から零れ落ちる
痛みひとつ残らず拾い集めて溶かしたい
そう この手で Precious
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