夜空の風になって

探して もがいて
夜空を見上げた
届かぬ想いを風に
さぁ 僕らを乗せて行け

何処までも 何処までも
続いている この道に
身を委ね もう迷いも無い程に 手懐けられて

限りあるものだとは分かっていて
それなのに 終わりなど想像もしたくはないんだ

震える夜に 何度も鞭を打ってさ
越えてきたんだろう?
次の闇が来たってさ そんな調子

繋げて 壊して 自分を変えたくて
遠回り? そんなの良いから
未来を飛んでいたい

求めて 欲張って
その原型が見えなくなっても
今以上の僕で もっと ときめきたいから

カラカラと嫌な音を立てながら回ってる
空を切り 疲れ果てた自尊心が 愛しくもあって

逃げ道など もう 何処にも無いんだよと
突き付けられ
遠吠えに明け暮れるそんな日々なんてさ

深刻なムードも 健気に向き合ってさ
大切なものは 守り抜いて来たんだよ 確かね

讃えて けなして 自分を奪いたくて
またいつか? そんなの無いから
今を飛んでいたい

誇張して 着飾って
コアな僕がかすんでしまっても
グラついて 立て直して
扉を開けるんだ

飛ばされ 消されて
明日も見えない
手の鳴る方へと
がむしゃらに祈っていた

繋げて 壊して 自分を変えたくて
遠回り? そんなの良いから
未来を飛んでいたい

求めて 欲張って
その原型が見えなくなっても
今以上の僕で もっと ときめきたいから

風になって また走って
その向こうにあるかな
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