夜曲

長い長い旅の果てに
僕はこの岸辺にやってきた
何処に向かい流れてるの
目の前の河よ

向かう場所も見失って
なのに何故僕は生きてるの?
問いかけてもこの景色は
何も答えない

消えはしないあの日の痛み
今も聞こえる君の言葉が

泣いて泣いて泣いて
どうして人は想いが溢れ出るの?
生きる者すべての涙の雨が
やがて河になり
大地を今日も流れてる

ひとつひとつ輝きだす
茜色の空の星達
遥か遠く故郷には
今も僕がいる

永遠など誰も求めず
短すぎる生命(とき)を生きてる
泣いて泣いて泣いて
どうして人はこんなに弱いのだろう?
すべての哀しみや歓び達が
やがて河になり
世界を今日も流れてる

夜へ還る海鳥達よ
僕の孤独も運んでおくれ

泣いて泣いて泣いて
どうして人は想いが溢れ出るの?
生きる者すべての涙の雨が
やがて河になり

大地を今日も流れてる
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