コインとランドリー

佇む街並み 急ぐ人の群れ 十人十色だと誰かは言うけど
もしもこの世界がモノクロだとしたら 少しはマシなのになあ
小さな頃から「協調性」という名の服を着せられて生きてきたけど
背が伸びるたびにそれも窮屈になって 今じゃ僕を苦しめる

表か裏かで投げられたコイン 縦に立つ可能性に賭けてみたい

明日はきっと何かが違う そんな希望胸に抱いて
ああ 誰もが生きるから 何とか今日を越えて行けるんだ
人混みに流されながら それでも僕ら藻掻き続けてる
わずかな光を探して 駆けずり回って それが人生です

出会いも別れも 喜びも悲しみも 濁った渦の中 混ざり合っていく
まるでこの世界はぐるぐる回るランドリー 絡まったり ほどけたり

自分を愛することも出来ずに 僕はあなたを愛せるだろうか?

こんな時代に誰がしたと 無理にでも敵を作って
ああ 誰もが叫んでは 弱い自分を誤魔化してるんだ
本当はみんな分かっている 強くありたいと願っている
だから傷つき迷って途方に暮れてく それが人類です

明日はきっと何かが違う そんな希望胸に抱いて
ああ 誰もが生きている 間違いながら輝きながら
明日はちょっと笑ってみよう 今日と違う何かを見つけよう
いつも見落としてきたモノは足元に転がってるさ
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