涙が乾いたら

悩んで迷ってまた転んで 新しい傷ばかりが増えて
不器用なくらい真っ直ぐな君は それでも無理して笑っている
泣きたい時に泣ける強さを 弱さだとずっと思っていた
だけどもう大丈夫 ありのままで思い切り泣いて笑えばいい

歩んできた道その全てが 正しいかなんて分からないけど
ここが君の選んだ道なら 間違いも正解も無いんだよ
つまづくことを怖れて だけどつまづく事で初めて
倒れ込んだ拍子に見上げた空 その青さに気付けるから

君が誰にもなれないように 誰も君になれない
だからその顔を見せて

涙枯れるまで泣こう 今日は疲れ果てるまで泣こう
泣いて泣いて 心に雨を降らせてあげよう
涙が乾く頃にはきっと小さな花が咲くから
君は君の信じた道をただ進めばいいんだよ

奇跡と呼ぶからややこしくて 偶然と呼ぶから安っぽくて
そんな出会いと別れの中で それぞれが孤独の旅に出て
時に夢破れ引き返して いつかその夢は埃かぶって
忘れ去られた引き出しの隅 本当はまだくすぶってんだろう?

まだ間に合うさ いつだって思い立てばほら
そこがスタート地点になるんだから

涙枯れるまで泣こう 今日は疲れ果てるまで泣こう
泣いて泣いて 心に雨を降らせてあげよう
近道を選ぶほどにゴールは遠くなっていくもんさ
歌いながら迂回しながら ゆっくりと歩いて行こう

たまには焦らず少し息抜いてさ 騒がしい世界を僕ら生き抜いてこう
たくさん失くして また拾って

涙枯れるまで泣こう 今日は疲れ果てるまで泣こう
泣いて泣いて 心に雨を降らせてあげよう
涙が乾く頃にはきっと小さな花が咲くから
君は君の信じた道をただ進めばいいんだ

君の眉間じゃなく目尻に沢山シワが増えますように
間違った分だけまた答えが 必ず見つかりますように
新しい傷が増えるたびに君は強くなる そして誰より優しくなれるんだ
さぁ またここから歩いて行こう
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