さよならさえも言えなくて

洗いざらいを吐き出して
君と向かい合って話しあえばよかった
辛いことから逃げ出して
夜を彷徨って俯いては泣いてた

どんな風に伝えりゃいいのかも
分からないで独り震えてた
ああ いつも
僕は君に 君は僕に 甘えていたんだろうか

さよならさえも言えなくて
また会えるような気がして
離れていく背中を見てた
あたりまえのものなどない
気付いたとこでもう遅い
運命の人 そう決めていたはずなのに

楽しかったことばかり
思い出しちゃうんだ
笑い声がこだまする

互いに刺した棘は抜かないよ
だってこんな悲しい唄はふたついらない
見つける度 染みる度に背負ってく罪悪感だ

時に母親のような人
時に子供の瞳をした
選んだ道は正しかったのかな
君に出逢えてよかった
偽らないで言えるから
幸せになってくれよ きっと 心から

自分自身が傷つくことより
傷つける方が怖かったよ いつも
僕は君を 君は僕を
本当に愛していたんだ

さよならさえも言えなくて
また会えるような気がして
離れていく背中を見てた
君に出逢えてよかった
別の道歩き出した
二人の前 相も変わらずに
明日は来る
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