ルルル

大好きなあの娘へ初めての電話
高鳴る胸を抑えて受話器を握る
本日話す内容は全て薄っぺらの紙の上
キレイに箇条書をして準備はばんたん

いざ戦いのベルは鳴り始め
僕は大きく深呼吸
すると待ってましたとばかりに君のパパが
「うちの娘とはどんな関係なのかな?」

ル~ル~ルルル~ ル~ル~ル ルルルル~
君と話しがしたい 君と話しがしたい

次の日僕はもう一度覚悟をきめて
君のうちの電話番号押し始める
1、2、3、4コール目で幸せは訪れた
愛しい君の声が受話器から溢れ出した

「今キャッチだから一時間後にかけて」と
言われたからかけ直したのに
地を這う様な君のパパの声が
「今一体何時だと思ってんだ!!」

ル~ル~ルルル~ ル~ル~ル ルルルル~
君と話しがしたい 君と話しがしたい

ル~ル~ルルル~ ル~ル~ル ルルルル~
君と話しがしたい 君と話しがしたい
君と話しがしたい
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