次郎長富士

旅行けば
駿河の国に茶の香り
名代なるかや東海道
名所古跡の多いところ
中に知られる羽衣の
松と並んでその名を残す
街道一の親分は
清水港の次郎長

富士を見上げた 男の顔に
意地と度胸と いう文字が
きざみ込まれた いい男
駿河生れの
あれが清水の あれが清水の
次郎長どんさ

義理と人情(なさけ)の ふり分け荷物
後生大事と 笑う目に
じんとしびれた いい男
街道生れの
これが清水の これが清水の
次郎長どんさ
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