暁歌

夕闇に溶け出す
輪郭 隠した気持ち
本当は怖くて 震える指 握った

このまま進むの? (戻れない)
譲れぬ想いなら (負けないと)
焔のように熱く 消せぬ闘志 強く
生命の限り宿命に 立ち向かう

声が枯れるまで叫んだ
右手 握る刃
閃きの下 忍ばせた
心を燃やし 奮わせる
勝利の凱歌を奏せよ
まだ終われるはずがない
揺らぐ瞳交じり
散らした火花は 明日を貫く

頬を伝う優しさ
風花 惑い揺蕩う
闇を切る旋律
何処までも鳴り響く

ただ前を見据え
(儚く影の衣 纏い)
走る 煙月 背に
行け、行け、覚悟決めて

何処まで進むの? (止まれない)
どちらも正義なら (譲れない)
氷のように冴える 秘めた契り 固く
運命に抗うため 手を伸ばす

水鏡に映る姿
遠ざかるあの日を
「護りたい」と盾に込めた
温もり 胸に抱き締める
勝利の凱歌を奏せば
次への始まりの刻限
吐息 柔く揺れ
変わらぬ閃光 明日を貫け
ただ 在る為に

視界烟る霧雨
心軋んで傷む
凛と咲く花 重ねた 夢
何も失わずに歩くこと出来なくても
この生命の限り 立ち向かう

声が枯れるほど叫んだ
右手 握る刃
閃きの下 忍ばせた
心を燃やし 滾らせる
勝利の凱歌を奏せよ
まだ終われるはずがない
揺らぐ瞳交じり
散らした火花は 明日を貫く

水鏡に映る姿
遠ざかるあの日を
「護りたい」と盾に込めた
温もり 胸に抱き締める
勝利の凱歌を奏して
暁の空 微笑む
瞳 逸らさずに
散らした火花で 明日を貫け
×