遥か

この道を歩いて来た
行き止まりかもしれないのに
果てしなく広がる
空の様に
道は続くどこまでも
セピア色した想いも
飛び散る銀色の
川の様に
流れ流れて
辿りつくさきは
穏やかな碧い海

愛おしい人よ忘れない
涙かれるとも忘れない
いつまでも いつまでも

この風に吹かれて来た
砂漠に躍る砂の様に
どこに行くかわからない風の様に
季節を運んでくれる
淡くせつない想いも
瞳を閉じれば
ほんのひと時
陽はまた昇る
明日がある限り
一瞬の輝き
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