野尻湖ひとり

哀しみ色の 想い出捨てに
湖畔の宿に 来ています
忘れたいのに あなたの顔を
映す未練の 水鏡
信濃のみずうみ 野尻湖を
早い日暮れが 染めてます・・・・・・。

切るより他に ないのでしょうか
もつれた愛の 結び目は
泣いて外した 指輪の跡が
消えるその日は いつでしょう
女のみずうみ 野尻湖に
痩せた三日月 揺れてます・・・・・・。

別れの手紙 自分に宛てて
湖畔の宿で 書いてます
生まれ変わって 出直すために
何か区切りを 付けたくて
旅路のみずうみ 野尻湖は
眠れないまま 夜明けです・・・・・・。

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