銀河絵日記

ジョバンニ
夜汽車にゆられて
ライン川を眺めてる
君とまた旅をしてみたい
帰りの予定も決めずに

草原に寝転がって見た星空
宇宙が掴めそうだったね
自分を抜け出して初めて
自分があることを知ったの

エメラルドの夜の中
言葉はいつも流れ星
ひとつ ふたつ みっつ よつ
消えてゆくから美しい

ジョバンニ
名前のない星に
私の名前つけたよね
好きな子の話だけしてたいね
叶うかどうかは別として

銀河みたいだよ
都会のネオンだってさ
一つ一つが奇跡の灯火
自分であることを迷わないで
遠く離れてても一緒さ

半熟の朝の中
思いはいつも流れ星
ひとつ ふたつ みっつ よつ
辿り着くだけが旅じゃない

ときどき
うしろ振り返って
君がくれた花を愛でる
冬休み手をつないで歩いた
どこまでも続く銀河

エメラルドの夜の中
言葉はいつも流れ星
ひとつ ふたつ みっつ よつ
消えてゆくから愛を知る

真っ白の日記帳に
私の銀河描きましょう
ひとつ ふたつ みっつ よつ
辿り着くだけが旅じゃない
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