石垣(いしがき)の 石の声
松(しょう)・竹(ちく)・梅(ばい)の 風の声
耳を澄(す)ませば 歴史(れきし)の歌に
出会(であ)えるだろう 逢えるだろう
ああ 城ありて 涙も熱い

甍(いらか)には 天(あま)の川(がわ)
北斗(ほくと)の星も 冴(さ)えわたる
森羅万象(しんらばんしょう) この世のことは
運命(さだめ)が描く 絵巻物(えまきもの)
ああ 城ありて 生命(いのち)も熱い

風雪(ふうせつ)を 友として
山河(さんが)を望む 天守閣(てんしゅかく)
啼くな雷鳥(らいちょう) 此のみどりの野を
あしたへつなぐ 風になれ
ああ 城ありて 希望も熱い
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