僕は少年

「先に行くね」 そんな言葉が
ただせつなくて 黙っていた
君の未来 乗せてドアが閉まる
その瞬間が怖くて 目を閉じていた

ことでんの無人駅 朝焼け二人焦がして
汗ばむシャツ 痛い太陽 まっすぐな瞳

大事なものを 教えてくれた
背伸びしても届かなかった 恋の痛み切なさ
髪をほどいて 手を振る君の
最後の言葉に 怯えてた
僕は少年…

描いた夢とは 違う毎日
しあわせのある場所を 探しながら
窮屈そうに 電車に揺られてる
僕を見つけたら 君は笑うだろうか

西日さす夕暮れは 乾いた心 照らして
重なる影 遠い約束 ほどいた指先

大事なことに 気付かされたよ
遠回りした分だけ 優しさ忘れていたよ
どんなに遠く 続いていても
信じたこの道 進むんだ
僕は少年…

いつもいつでも時間は 僕を追いかけてくるけれど
ゆっくりと流れていく 景色にサヨナラを告げたら
はじまりのベルを鳴らすんだ wow

大事なものが みつかったんだ
見失っていた夢のかけらを つないだら
あの日見上げた 星を探しに
もう一度 旅を始めよう 僕は少年…
僕は少年…
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