17才

たとえば今日までの僕が壊された夜
誰にも愛されていないと感じた夜
ただまっすぐに透き通る明日を
信じることができたならば

眩しくて 眩しすぎて
瞳 凝らしていた
君の心の色さえ
解らないから

新しい季節と誰かのサイン
見逃さないように僕らは走る
遠くても 遠くても
それは祈りのように
輝きを探してる
雨上がり虹が架かるよ

たとえば夕陽さえ色褪せてしまった日は
誰かの勇気まで疑ってしまう日は
また声もなく泣きそうな自分を
目を閉じて許してみて

いつまでも いつまででも
笑っていたかった
君の涙の色さえ
気付かないから

変わらない景色と別れの後で
現在を振りほどいて僕らは走る
階段を駆け上がり
汗で滲む未来
その窓を開けたなら
すべて今キャンバスになる

空はまた晴れてゆく
雲はただ流れてく
本当に綺麗なもの
まだ解らないけど
戸惑いも悔しさも
すべてが絵の具になるから
下手くそだって消さないで

新しい季節と誰かのサイン
見逃さないように僕らは走る
遠くても 遠くても
それは祈りのように
輝きを探してる
雨上がり虹が架かるよ
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