Sofa

机のコーヒー落とすシュガー
湯気が揺らめいて
仄暗い部屋を登る
君と見れば美しかった

枝木の小鳥
木の実を探して
春の日静かに待つ
君と見れば美しかった

景色はあの景色は
もう見れない
座れない
肩並べ

寒さの朝が
気づけばそこに
娘と孫が雪をかく
君と見れば美しかった
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