茜空

ああ 何も無く そして 回る地に巡る
震えの絶える事無く生き行く
霞む目の内に秘める全て解かり得る
白けて沈み来る陽にさえも

何があるのか分からぬ
分かる事無く生きゆく

何があるのか分からぬ
分かる事無く生きゆく

茜空 思う よろけもたれ我有り
遠い陽はおぼろげ 懐かしき人を見る
だからもういい 愚かな身を守ることはせぬ
繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに

何があるのか分からぬ
分かる事無く生きゆく

何があるのか分からぬ
分かる事無く生きゆく

ああ 息も出来ぬほどの思いはり巡る
悩み苦しむ事も出来ぬ

茜空 思う よろけもたれ我有り
繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに
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