風に乗り泳いでく雲を見ていた
雨が降りぬかるんだ土を見ていた
何故かしらひとりでもさみしくないんだ
トロトロと溶けていく夕陽を見ていた

水に流そう今までの嘘傷つけるような言葉も
だからしっかり受け止めるんだ
目をちゃんと見開いて

水に流そうこらえきれずに流した涙さえも
本当だったらぶっ飛ばしてる
お前じゃなかったら

イライラとガミガミとネチネチとキーキーと
シワよせて血走って怒るのはもうやめだ

キラキラと星のように水面が揺れて
そよそよと鼻の奥に香りが届いた
僕はただこの土手に座り込んだんだ
ふとしたら消えている夕陽を探して

水に流そう悪気はないと頭ではわかっているよ
だけど毎回こんなだったら何の成長も無いぜ

水に流そうきっとみんなはあきれると思うけど
本当だったらぶっ飛ばしてる
お前じゃなかったら

憎んだり恨んだりで自分までも醜くなる
笑い飛ばせその顔が何よりも素敵だから

大きくて嘘の無い月を見上げた
何故なのか忘れるほど静まり返った
跳ねている魚さえ大きく感じる
何故かしら君のこと思い出したいんだ

風に乗り泳いでく雲を見ていた
雨が降りぬかるんだ土を見ていた
何故かしらひとりでもさみしくないんだ
トロトロと溶けていく夕陽を見ていた
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