Niar

蒸し暑い夜の部屋で
あなたの事を思い出している
遠く離れてしまっても
思い出してしまう

肌寒い夜の部屋で
あなたの事思い出している
遠く離れてしまっても
思い出してしまう

今僕の頭を取り外せるなら…
心を取り外せたならば…
そうやって馬鹿な事を考えては
眠れないまま夜は明ける

さよならはいつの日だって
すぐ隣に居たのに
もう二度と会えなくなって
今更それに気付く
どんなに今悩んだって
もう仕方がないのに
あなたの事を思い出してしまう

高架下、居酒屋の赤提灯も…
電柱脇のゴミ捨て場も…
あなたとの沢山の思い出が
泣ける景色へと擦り替える

あの時ああしてればなんて
考えてみたって
もう二度と会えなくなって
それすら意味が無くて
胸にしまった思い出に
溢れ出す涙に
あなたの幸せ願うしかなくて

さよならはいつの日だって
すぐ隣に居たのに
もう二度と会えなくなって
今更それに気付く

どんなに今悩んだって
もう仕方がないのに
あなたの事を思い出している
土砂降りの道を僕は一人歩く
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