おふくろ

夕暮れ時に 川原の上で
けんかに負けて 泣いてる坊や
幼い時の 自分が見えて
遠い思いが 心をよぎる
遅くまで 家に帰らぬ この俺を
「おふくろ」いつも さがしてくれた
今は遠いけど 離れているけど
はやく一緒に 暮らしたい

勝手に家を 飛び出した時
親父にないしょで 財布をくれた
故郷(ふるさと)はなれ 十年たって
親のぬくもりわかってきたよ
長い事 便り一つも出さないで
「おふくろ」俺を 許してくれよ
苦労させたまま おわらせはしない
きっとやすらぎ つかむから

人の世の波に のまれているけれど
「おふくろ」夢はすてちゃいないよ
道は遠いけど 離れているけど
早く幸せ とどけたい
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