みどり色の街

さわさわ揺れる 竹の香りと五月の空
孤独に疲れ 穢れたこころ 雨で洗う

友を失って 辿り着いた街
みどり色の風 やさしく追いかける

共に歩いてゆく 竹林の小径抜けて
共に歩いてゆく 渡月橋 見えるまで

誰にも言えぬ 隠した過去も 罪もぜんぶ
背負わなくていい 吐き出せばいい 楽になろう

傷だらけの夢 捨てるために来た
生まれ変わる足跡(いのち)みどり色の街で

ひとり歩いてゆく 美しい小豆畑
ひとり歩いてゆく 悲しみが癒えるまで

共に歩いてゆく あの川の向こう岸
共に歩いてゆく あの丘を越えるまで
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