Silent Town

さめてゆく アッサムティーが 見えないように 深く腰かけた
終わってく 恋なのにいとしい やさしい思い出が 浮かんでくるよ

雪の気配 窓に感じて 表の通りを 軽くなぞって
止めた車を 見てた

知らない 知らない ふたりになって
これから ふたりは どうなってゆくの
おんなじ おんなじ 街角をまた
何もなかったようにゆける そんな日がまたやってくるの
白い雪のような「こころ」にねえ なれるの

飲みほした コップにそそがれる 水の音 そっと聞いていた
とめどなく 言葉がこみあげた くちびる 持ち上げて 笑顔に変える

席を立って 鏡の前 髪をひとつにぎゅっと束ねた
肩の力を 抜いた

このまま このまま ひとりでどこか
あてなく歩いて ゆきたくなった
あなたの あなたの 車の窓に
指で書いたさよなら今は それがせいいっぱいの強さ
白い雪がかき消す前にねえ 気づいて

知らない 知らない ふたりになって
これから ふたりは どうなってゆくの
おんなじ おんなじ 街角をまた
何もなかったようにゆける そんな日がまたやってくるの
白い雪のような「こころ」にねえ なれるの…
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