フェイトンに告ぐ

憂鬱な月曜日 少し退屈なの火曜日
音溢れる この街に酸素はない
水曜日はおやすみ
だるまさんは転ばなかった
午前3時 あの気球が割れた

右向け右、前ならえと飼い慣らされて
もう一度 自分で選ぶ筋書きに手を伸ばした

自分らしく生きていくということで
どこまでも行ける足だと信じたい
失った声 誰かを呼んでいたの
かごめ かごめ 籠の中の
カナリヤは自由を夢見眠る
懐かしい音、泣きそうだ

あぁ、うんざりの木曜日 波にさらわれた金曜日
明るすぎて夜星は見えない
誰もが 誰の名も知らないの
ハロー、土曜日
後ろ向いても誰もいない

どこでもないところまで行きたくって
全てが記された地図はいらない
誰も心を売ってしまわぬように
かごめ かごめ 籠の中の
カナリヤは自由の詩を紡ぐ
いくつもの眠る星座 辿るように
探しては歩いていく
星をすくっていたよ
願いを乗せたら呪いは解けた

ひとつひとつ色をつけることで
鮮やかな自分 全てを肯定したい
「ずっと一人でそこに辿り着いた?」
かごめ かごめ 籠の中の
カナリヤは自由の歌を歌う

終わりの日何をしよう?
君に逢いにゆこうかな。
悪くはないな
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