少女A

上目使いに 盗んで見ている
蒼いあなたの 視線がまぶしいわ
思わせぶりに 口びるぬらし
きっかけぐらいは こっちでつくってあげる

いわゆる普通の 17歳だわ
女の子のこと 知らなすぎるのあなた…
早熟なのは しかたないけど
似たようなこと 誰でもしているのよ

じれったい じれったい
何歳(いくつ)に見えても 私 誰でも
じれったい じれったい
私は私よ 関係ないわ

特別じゃない どこにもいるわ
ワ・タ・シ 少女A

頬づえついて あなたを想えば
胸の高鳴り 耳があゝ熱いわ
鏡に向って 微笑(ほほえ)みつくる
黄昏れ時は 少女を大人に変える

素肌と心は ひとつじゃないのね
ルージュの口びる かすかに震えてるわ…
他人(ひと)が言うほど ドライじゃないの
本当は臆病 分かってほしいのあなた……

じれったい じれったい
結婚するとか しないとかなら
じれったい じれったい
そんなのどうでも 関係ないわ

特別じゃない どこにもいるわ
ワ・タ・シ 少女A

じれったい じれったい
何歳(いくつ)に見えても 私 誰でも
じれったい じれったい
私は私よ 関係ないわ

特別じゃない どこにもいるわ
ワ・タ・シ 少女A
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