風ゆらら

風の歌聴こえる この街を歩いて
季節をいくつ 数えたの
夕暮れ空見上げた 深い愛に気づいた
あなたの歩幅 うれしくて
恋をしたきらめきは
今もまだあの日のまま

ゆりゆれゆらら 風の中に
ふたりの姿が映ります
ゆりゆれゆらら 幸せなら
あなたと見つかる気がします

少し酔ったみたいね 頬が紅く染まった
夜更けの空に 声あげて
縁側から見上げた 天秤座を見つけた
あなたの肩を 借りながら
暖かい歌声が
夏の空に響いたら

ゆりゆれゆらら 風の中に
あなたの優しさ 浮かびます
ゆりゆれゆらら 小さいけど
心に灯りをともします

夏草のすべり台
朝露がこぼれおちた

ゆりゆれゆらら 風の中に
ふたりの姿が映ります
ゆりゆれゆらら 幸せなら
あなたと見つかる気がします
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