あかね空の彼方

茜色のシャツを着た 幼い私の顔に
あなたの幼い日を思って
暫く見つめていた

愛情のベースを流れる 恐らく低い音が
なんとなく どこか呼んでいる
私は真に受けて

薄紫の空の様子と
奇跡のような土曜日に
ガラス越しに煙草を点ける
湯がいた さやえんどう

こんなにも近くにいながら
恐ろしく遠いことも
なんとなく 私は気づいていながら
暫くこのままで

愛情のベースを流れる 恐らく低い音が
なんとなくどこか呼んでいる
私は真に受けて
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