花火

君が好き
花火のように焼きついて離れないよ
今 君に伝えに行かないと

こんな日に限って雨が降るんだね
花火は今日はもう上がらないらしい
なぜかホッとしてしまった臆病な僕じゃ
どうせ君に似合わないと卑屈に濡れる

「また今度行こうね」ってくれた君に
「そうだね またね」としか送れない
それでも想っているんだ 僕の隣は

君が好き
花火のように焼きついて離れないよ
忘れたくて忘れられない眩しい君を
消えない光の余韻
言えなかったこの想いを
今 君に伝えに行かないと

あの日駅の階段で手を握ったのは
転びそうになった君を支える為だけじゃない

そのまま手を引いて向かい側の
ホームへ向かう君を止めてたら
今頃笑ってくれたかな 隣で

ドラマチックな恋のように
綺麗にはいかないけど
溢れ出したこの想いは止められないから
君が描く未来にもしも
僕が映ってないとしても
それでもいい 君に会いたいんだ

君の元へ向かう道のりを
結局 止まない雨が不安を募らすよ
もう運命も偶然も僕の事を
嫌いかもしれない それでも僕には
君しかいないから

君が好き
花火のように咲かないかもしれないけど
誰より君を想うから

君が好き
花火のように焼きついて離れないよ
忘れたくて忘れられない眩しい君を
消えない光の余韻
言えなかったこの想いを
今から君に伝えに行くよ
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