星に願いを

ねぇ 今日はなんだか
風が心地よくて
こんな日はいつもよりも
君のこと考えてる
あぁ どんなに星に祈り
捧げてみても
叶わないこともあると
僕だって知ってるけど

線路にかかる橋の上で
遠い街まで走ってく
終電車を眺めていた

あとどれくらいの時間(とき)を
僕らは過ごせるのだろう
もうすぐ次の季節が
ふたりを迎えに来る
サヨナラの言葉だけを
この夜に置いていけたならいい
溢れた想いの粒は
広すぎる空で今 輝く

ねぇ 少し前を歩いて振り返った
横顔を見ていたくて
遠回りしたあの夜
あぁ 止めるも戻すことも
出来ないけれど
それだけが僕にできる
永遠への近道かも

見上げた空を低い雲が
追い越していく
ゆっくりと僕も同じ方へ向かうよ
約束の数の中で
大切にしていくのは
移りゆく季節の先
迷うことない想い
あきらめの悪い僕は
それでも君の手を握りしめて
月明かり照らす空に
一番輝く星を探した

次の長い休みは
遠くまで行こうか
まだ知らない景色を
君とまた探して
つぶやく様に星に願いを
これからもずっと愛しい人へ
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