はじまりの場所

暑い七月ひとり振り向く
信号待つ風景
公園の小石を遠く蹴って
リュックの紐つかんだ

あの日の母の言葉だって 本当はわかってたけれど
滲む坂を走る 知らないどこかへ

立ち止まってた場所から 思わず駆け出した
いつか海で描いた空を 私色で染めていくよ
家の灯り近づくまで 光る星数えて
朝が来たら伝える気持ち 日記帳に書いた大切な日々

小さなステージずっと見守る
嬉しそうな笑顔
今も消えない遠い記憶
胸に歩んでいく

悲しい時辛い時には 色褪せない僕らの日々
よみがえる いつでも君の声に乗り

立ち止まってた場所から 思わず駆け出した
いつか海で描いた空を 私色で染めていくよ
負けてしまいそうな日は 小さな記憶の魔法
思い出すよ 登る坂道ペダル強く踏んだあの日のこと

立ち止まってた場所から あなたも駆け出して
いつか夢に鍵をかけて 目を閉じた日超えていくよ
今を生きるこの意味を 忘れない時間は
遠く見えた家の灯り 空を映し染まるいつもの海
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