夏花火

夜店の匂いにくすぐられるまま
駆け出したそうに 下駄を鳴らしていた

きらきらり
君の眼で揺れてる裸電球
味気ない町さえ 知らない国

闇夜に踊る 夏花火
映し出す君の横顔
夏の花 胸に焼き付けた永遠
どこか寂しい 祭囃子
出鱈目な歌で笑うよ
さよならは もう少し後にしよう

クチナシの花に触れた白い指
話したいことは たくさんあるのにな...

明日はまた遠く遠く
離れてしまうから
出来るだけ一緒に笑えたなら

闇夜に踊る 夏花火
映し出す君の横顔
夏の花 胸に焼き付けた永遠
あわてて大人にならないて?
もう少しだけ見つめさせて
二度と来ない 夏を覚えていよう

闇夜に踊る 夏花火
映し出す君の横顔
夏の花 胸に焼き付けた永遠
どこか寂しい 祭囃子
出鱈目な歌で笑うよ
さよならは もう少し後にしよう

二度と来ない「今」を覚えていよう
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