いのちの旅路

行く手さえぎる 闇夜がこわい
深い谷間に 流されて
のぞみはかなく 影かなし
見えぬかがみの 姿に泣いて
暗いさだめの 旅の始り

浮世わびしい 奈落の底へ
いっそ捨てたい この命
生きて行くには つらすぎる
灯りがほしい 叫んでみたが
夢もちりぢり 消えゆくままに

人にふまれて 恨んだことも
たえてしのんだ 手さぐりの
旅路はるかな うたのみち
作り笑顔に なみだのちかい
晴れて日のさす 男の夜明け
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