キイロのうた

風速が増す
背中を押す
夕焼けへ帰る鳥たち
飛び立つのを

日が傾いて落っこちていく
あの人の頬が光るのを
見に行かなくちゃ
見届けなくちゃ

この宇宙の先っぽで
何も知らない自由を
君は知っている

何万年かまた先で
惑星の軌道が重なる
また違う姿で 違う匂いで
気付かなくとも

境界線はまた揺らぐ
あなたが振り返るたび
葉が透けて届く光のように
そこらかしこに
×